--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

学んだこと No.2

2010年08月03日 22:34

その後も興味深いことを沢山学び、体験し、
自分の臨床観や方向性に関わるような意味深い気付きを得たりし、
盛り沢山だったわけですが、そんな中でハイライトともなるある出来事が。

3日目の朝、数人と自主的に練習をしようと朝早く待ち合わせました。
私は2月に一緒に山登りをしたアメリカ人のダグとペアを組んで練習することに。
私がまずセラピスト役になって彼の問題について聞いていきます。
すると、2日前に実際に起きた彼の問題が予想外に重い問題だということが分かりました。
練習のためのロールプレイで、ましてや朝の慌しい時間ではとても扱いきれそうにない・・・・。
そこでその場は情報収集だけさせてもらって、
トレーニング後に改めてじっくり時間を設けることを提案しました。

実は正直な話・・・・。
私の心の中では、弱い自分がパニックを起こしていました。

いやいやいや・・・ムリムリムリムリ・・・自信ゼロ。
仕事辞めて5年くらいブランクあるし・・・
催眠療法なんてリアルでやったことないし・・・
アメリカ人に英語でリアルセッションなんてありえない・・・。
ていうかダグはどうしてこんな重大な問題を私なんかに話しているんだ~!
あ~どうしよ~どうしよ~!


いや待て、誰も他に変わりに責任を取ってはくれない。
私が最後まで責任を持ってやりぬくしかない。
どういうわけかダグは私を信用して大切な話をしてくれているし。
セラピストが患者の問題を怖がるなんて最低だ。
そうだ、私がやるしかない!きっとできる!

と自分の奥深くに眠っていたプロ意識をたたき起こし、ぐっと決意を固め、
空き時間を全部使って死に物狂いでセッションの計画を立てました。
朝に聞いた情報を元に方針を固め、英語の細かい表現を考え、
後は何が出てきても臨機応変に対応できると自分に言い聞かせました。

DSCN6658.jpg
<ホテルの最上階にあるカフェ。
エリクソンは患者によくこのスクオーピークに登る課題を出しました。>

そして本番。
こっちが不安な様子を見せてはいけないので、
落ち着いて自信を持ってセッションを始めました。
そして奇跡が!
セッションは、とてもダイナミックで意味深いものになりました。
もちろん、日本語だったらもっと細かい描写ができたのにとか、
もっと絶妙なタイミングで進められたのに、と思う部分もありましたが、
全体的にスムーズに、冷静に、臨機応変に流れをリードすることができました。
ダグも何度もうなずいたり、目頭を熱くしたり、何ともいえない表情を浮かべていました。
何より私自身が楽しみながらというか、好奇心を持って一瞬一瞬を味わうことができました。

終了後、ダグは心から感謝してくれました
そして、「アメリカ人にもセラピーができる、するべきだ」と励ましてくれました。
それは私が何よりもほしかった、「自信」につながる言葉でした。
結婚を機会に心理職から離れ、アメリカに来てブランクは大きくなるばかりで、
すっかり臨床心理士としての「自信」をなくしていたのです。
偶然ダグに2日前にある出来事が起き、偶然私との練習でそれを話し、
偶然私が一番ほしかった言葉を今プレゼントしてくれている。
何だか偶然じゃない気がして、私の方が感謝でいっぱいでした
私にとってとても神秘的な意味深い出来事として、一生忘れないことでしょう。

その日が終わり、大満足でホテルに帰ってきて一日の成果を語る私に、
隠れ肉食系の夫が一言。「あと2日でもう一勝負してこい」
うぅっ・・・・その時すでに一山超えて下山気分だった私。
しかしその言葉に気持ちを奮い立たせ、
自分が勝手に限界を決めている自分自身との真剣勝負に挑みます。
おかげで更に自信につながる経験をいくつかすることができました。

DSCN6657.jpg
<カフェから遠くに見えるスクオーピーク。2月に頂上まで登りました。>

4日目の夜にはZeig夫妻を囲んでみんなでディナーを食べました。
ディナーの直前、オーストラリア人のおじさんが、
「せっかくだからジェフ(Zeig)のために何か面白いことをやろう♪」と言い出し、
一人一人、このトレーニングで得たものを沸き起こってくるままの形で表現することに。
歌でもよし、おとぎ話でもよし、踊りでもよし、各自考えておくように言われました。

「えぇ~嫌だなぁ・・・・人前で話すの苦手なのに・・・・。
ましてや英語で・・・・変なこと考えないでよ~・・・。」

その時若干弱気モードだった私は、半分おじさんを恨むような気持ちでした。
結局レストランで料理が1時間出てこなかったりして時間が押したので、
急遽予定変更してやらないだろうと思っていたのですが・・・・。

立ち上がるおじさん、そしてアフリカの種族の話をし始めました。
「わっ・・・・始まってしまった・・・ドキドキドキ」
話す順番は席順ではなく、立候補か指名でランダムに決まっていきます。
しかしけっこうみんな様子をうかがいながらなかなか話し出そうとしません。
そこでおじさん・・・・

「いろいろな国の訛りの英語が聞きたいな~オーストラリア訛り、ポーランド訛り、フランス訛り。」
「日本訛りもねっ!」


げっ・・・・最後にダニエルの合いの手が・・・・
どうせ30人全員が話す時間はないから、必ずしも私が話す必要はない・・・でも・・・・
「いや、これはチャンスだ、次行くしかない!」
と意を決して立ち上がり、先生始め参加者全員への感謝の気持ちと、
今回の研修で得た物を、メタファーで表現して伝えました。
沸き起こる拍手。うなずきながら微笑むジェフとリリアン。
その時、「あ~自分の気持ちを表現できて本当に良かったなぁ」と思ったのでした
結局10人くらいが思い思いの形で気持ちを表現してお開きになりました。

Dinner.jpg

そして感じたこと。
あの時オーストラリア人のおじさんがアイディアを提案しなかったら、
あの時ダニエルが合いの手を入れなかったら、
引っ込み思案の私に、あんな形で感謝を全員に伝えるチャンスはなかったかもしれない。
そう考えるとまたしても偶然じゃない気がして、
半分恨んでいた(笑)おじさんとダニエルに感謝の気持ちがあふれてきました

この出来事以外にも、トレーニング中に不快な思いをさせられたり、
迷惑をかけられたり、ちょっとしたいさかいがあったり・・・・、
思い返すとそれら全てが、何かの気付きやチャンスを与えてくれる出来事でした。
そのために嫌な役やこっけいな役を引き受けてくれたという考え方をしてみると、
その人達にも感謝の気持ちでいっぱいに

案外いつもそうなのかもしれない。
苦手な人ややっかいな人も、反面教師だったり自分自身の欠点を映していたり。
素直な心で学ぶ気になれば、いつでも学びのチャンスは転がっているのかもしれません。
嫌なものと勝手に決め付けて学びを遠ざけているだけなのかも。

翌日、オーストラリア人のおじさんとダニエルに
チャンスをくれてありがとうと心からお礼を言いました
本当にいろいろな人に支えられて、今の私があります。
人生って不思議だな・・・・



コメント

  1. ケイ | URL | -

    お疲れ様でした^-^
    なおちゃんの自分の限界を決めずにいく
    チャンレンジ精神と貪欲な学びの心、
    あー本当に本当に尊敬です。
    私はなんだかんだといつも自分を甘やかす
    言い訳上手になっていて、行動しない癖がついて
    いるんだけど、なおちゃんの域には達せなくても
    またアメリカに戻って、自分なりの一歩を歩みだしたいなと
    改めて思いました。ありがとう。。

  2. ツル子 | URL | mjPE0GIo

    >ケイちゃん
    ありがとう^^
    みんな環境や立場は違っても、
    それぞれの課題に一生懸命挑戦しているんだろうと思います。
    うちはツル男がけしかけてくるから、
    最近若干男性的な生き方になっているような^^;(笑)
    でも貴重な経験をさせてもらって楽しかったから感謝です。
    ケイちゃんもいよいよサンタバーバラに帰ってくる日が近づいてるね^^
    こっちで会えるのを楽しみに待ってるよ♪

  3. nu | URL | -

    お疲れさん。
    結婚を機に、つるおとの出会いで更に成長し、チャンスを得る機会を貰ったことに感謝だね。
    職から離れ、また違った角度から自分の事や仕事の事を見つめ直す、素晴らしい機会が訪れたのは神様からのプレゼントであり、自分でつかみ取ったご褒美だから大事にするんよ。
    良かったね。

  4. ツル子 | URL | mjPE0GIo

    >nuへ
    いつも嬉しい言葉をありがとう^^!
    ほんとに、nuの言うとおりだと思ってます。
    ツル男にも感謝だし、支えてくれる周りの人にも感謝だし、
    こんなチャンスをくれている神様にも大感謝!
    みんなそれぞれのステージでそれぞれの経験をして
    成長しているんだろうなぁと思うと、更に嬉しくなるよ♪
    日本に帰ってnuママに会えるのを楽しみにしてます☆

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://turunao.blog45.fc2.com/tb.php/463-68e4ad1a
この記事へのトラックバック



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。