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学んだこと No.1

2010年08月02日 17:15

さてさて今回は、The Milton H. Erickson Foundation(エリクソン財団)主催の
2010 Intensive Training-Advanced Courseを受講し、
エリクソニアンアプローチによるブリーフ催眠心理療法を学んできました。
このブログでも紹介したように、2月に初級と中級コースを2週間修了し、
今回は最後の上級コース1週間です。



前回のトレーニングはさんざん苦しい思いをしましたが、
苦しいなりに乗り越えられた経験をしていたので、
今回は前回に比べて気持ち的に余裕があったように思います。
とはいえ、上級コースで内容が難しくなることは分かっていたので、
相変わらずドキドキしながら会場に向かいました。 

DSCN6737.jpg

初・中級コースは年に何回か受講チャンスがあるのですが、
上級コースは7月にしか受けられないため、
受講者は前回より多く、30人くらいいました。
やっぱりセラピストや精神科医や研究者など、ベテランの年代の方が目立ちました。
前回のトレーニングで一緒だったメンバーと、しばし再会を喜びます。
今回の参加者は、南アフリカ・フランス・ポーランド・スペイン・インド・
ルーマニア・ドイツ・イスラエル・ハンガリー・イタリア・オーストラリア・
ルクセンブルグ・ベルギー・アメリカ・日本と、15カ国から集結です。

私にとって何が一番大変かって、もちろん「英語」です。
アメリカ生活2年になるものの、まだまだまだまだ英語に不自由を感じている私。
それなのに特殊な英語表現を駆使する催眠療法のトレーニングをしようっていうんだから、
かなりキャパオーバーです。

ミルトン・エリクソンは、長年の闘病経験中に身につけた卓越した観察眼と人間に対する理解で、
独自の技法を編み出し、世界中の人々に影響を与えました。
彼の独特の表現方法は、言語学者やコミュニケーション学者が研究して紹介したりしています。

DSCN6735.jpg

初日。
さっそく、エリクソンの有名な技法「混乱技法」に大混乱・・・・
相手を混乱させるための技法なので分かりにくくて当然なのですが、
禅問答を英語でやる感じで、説明を理解するのもいっぱいいっぱい。
しかも当然説明を聞くだけではなく、必ずある練習の時間・・・・。
「私はナチュラル混乱技法を使うから・・・ははは・・・・。」とごまかして何とか乗り切る。

我ながら面の皮が厚くなったもんだ。
2月に来た時は、ペアを組んでくれた人に「英語が苦手で迷惑かけるかもしれませんなんて
前もって日本人らしく(?)謝ったりなんかしていました。
でも謝られた方は「は?そんなの知っててペアになってるし。」みたいな反応。
案外周りは自分が気にするほど気にしてない、堂々と自分のベストを尽くせばいいんだ。
ということを学んだのでした。

それでも、ペアを組んでくれた人の催眠現象を実体験するチャンスを、
私の英語が意味不明なせいで奪ったら嫌だなぁという思いは常にありました。
だから動かない頭をフル回転して、なるべく発音良く、淀みなく話す必死の努力

そしてその努力の最大の真価が問われることとなったのは、
Amnesiaという、催眠中の出来事の一部を忘れさせる技法の練習の時間。
私がセラピスト役になりアメリカ人のおじさんをトランス状態に導いた後、
3つのお話を特殊な方法で語り、仮説通りであれば3つ目のお話しを忘れるだろうという課題でした。
ぐぐぐ・・・・複雑な課題・・・・のしかかる重圧。
しかし後はもう度胸をすえて落ち着いてやるしかない。

セラピスト役が課題について指示を受けている間
部屋の外で待っていたおじさんを招き入れ、
何とか順調に最後まで進め、目を開いてもらいます。
どんなことを聞いたか思い出してもらったところ・・・・。
何と見事に3つ目のお話しだけどうしても思い出せないと頭を抱えています!
3つ目の話の存在は覚えているけど、壁に遮られたように内容が思い出せないとのこと。
やった!まさかの成功!
後で、こんな話をしたよと教えると「あ~!思い出した!」と驚いていました。

ちなみにこの技法は、人間は全てのことを覚えていられないという自然現象を利用したもので、
セラピストがマインドコントロールして特定の記憶を消すなんてものではありません。
エリクソニアンセラピーはむしろ、治療者が主観で勝手に判断や操作をすることを避け、
患者さん自身の考えや感覚を上手に引き出して活用するための方法です。
私もマインドコントロールの方法なんて一切知りませんのでご安心を。

ドキドキのトレーニングはまだまだつづく・・・・。


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