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Imply with BOLD lines to elicit the power within...

2010年02月27日 23:59

60時間のトレーニングから一夜明け、やっと待ちに待った帰宅の日。
この日をどんなに待ちわびたことか
7時間のドライブを始める前に、早起きしてある場所へ向かいました。


早朝4:50に起床(サンタバーバラ時刻で3:50)。
外はまだ暗い。よしよし。
身支度をして、このために持ってきたトレッキングシューズ(笑)を履き、
友人との待ち合わせ場所に向かいます。
6:00、オレゴン在住でベンジャミン・フランクリンの子孫のダグと合流。

向かった先は、Piestewa Peak(Squaw Peakから改名)
Phoenixの中心部に位置するこの山も、昨日行った植物園と並んで、
エリクソンが患者への介入に使っていた山です。

お互いの仕事や夫婦関係に満足していない夫婦に対して、
エリクソンが介入したこんな逸話が残っています。

      

一回目の面接でエリクソンは、夫は3時間かけてPiestewa Peakへ登り、
妻は植物園で3時間過ごして、翌日結果を報告するように言いました。
翌日、夫は「人生で最も素晴らしい経験だったと大興奮で登山の想い出を、
妻は「人生で最もうんざりした経験だったと植物園での想い出を報告しました。

次にエリクソンは、今度は夫に植物園で3時間過ごし、
妻に3時間かけてPiestewa Peakに登って、翌日報告するように言いました。
翌日、夫はやはり「素晴らしい経験だった。また訪れたいと植物園での想い出を、
妻は「うんざりして自分やエリクソンをののりしりながら登ったと登山の想い出を語りました。

そこでエリクソンは、今度は自分で課題を選んで別々に行い、翌日報告するように言いました。
翌日、夫は「また植物園に行って素晴らしい時間を過ごしたことについて、
妻は「信じられないことにまたPiestewa Peakに、自分とエリクソンをののりしりながら登った
ことについて報告しました。

エリクソンはそこで治療の終了を宣言し、夫婦を家に帰しました。
その後二人は離婚を決め、お互いに自分の好きな仕事を始めて幸せになりました。

エリクソンは、初回面接で夫婦が離婚に向かいながらもそれを行動に移せないでいることを察し、
お互いの状況を洞察できるような象徴的な課題を出したそうです。
夫は自分の人生には沢山の選択肢があり、それを自分で開拓していくことができることを、
登山や植物園で沢山の種類のサボテンを観察することで学び
妻は夫のために我慢してきた自分の今までの人生がいかにうんざりするものだったかを、
植物園や登山に費やしたいまいましい徒労から学び
もっと幸福な人生をお互いに選ぶことを決めたのです。
二人は離婚後も、行きたい時に一緒にディナーに行くような良好な友人関係を続けたそうです。

      

そんな数々の逸話が残るPiestewa Peak登山から、
私自身がどんなインスピレーションを受けるのか楽しみでした

暗いうちに登り始めたトレイルの途中で、朝陽が顔を出しました。
Phoenixの夜景と、雲に映るいろいろな色の光がとてもキレイです

DSCN5348.jpg

曇り空で朝陽が見えるか心配したのですが、
逆に雲のおかげできれいな朝焼けを見ることができました

DSCN5353.jpg

サボテンが転々と生えるトレイル(Summit Trail)をてくてく進んでいきます

DSCN5360.jpg

途中にこんなものを発見!
エリクソンの功績を称える記念碑(?)ベンチ

DSCN5363.jpg

Phoenixの街の風景を見下ろしています。

2DSCN5365.jpg

上に行くほど傾斜が急になり

2DSCN5369.jpg

最後は岩山をよじ登り

2DSCN5386.jpg

ついに頂上に到着
思ったよりもハードだった。
立ち止まってゆっくりおしゃべりしながら来たせいで、
通常なら1時間半くらいで登れるはずが、3時間くらいかかっていました。

DSCN5383.jpg

ホテルのチェックアウトの時間もあるので、
Phoenixの街並みを見下ろしながら下山を開始。

2DSCN5390.jpg

帰りは1時間で下りてきました。

DSCN5392.jpg

けっこう疲れましたが、トレーニングを締めくくる良い経験になりました
自分の中で感じ考えたことは沢山あるので、全てを文字にすることはできませんが、
一番大きいことは、「無意識の力を信じ、活用してみよう」ということです。

正直今まで、催眠療法にはカルトのような怪しい世界のイメージがあって、
そういうものからはなるべく距離を置き、
客観的に観察可能なコミュニケーションに焦点を当てる方法を勉強してきました。
だけど、それだけではうまくいかないケースもあることを感じていました。
これからも中心に据える柱の部分(システム論的家族/短期療法)は変わりませんが、
催眠療法も自分の引き出しの一つに加え、
必要な時に取り出して使えるように磨いていきたいと考えるようになりました。

今は漠然としていて未解明の部分が多い「無意識」には、
確かに自己を癒す力が備わっているし、
そこに働きかける方法が確かにあるのだということを、
このトレーニングで経験として学ぶことができました
7月のAdvancedコースまでに、勉強して更に理解を深めたいと思います。

      

さてさて、登山の後は疲れていましたが、
なるべくサンタバーバラまでの距離を縮めておきたかったので、
ホテルに帰ってすぐに、荷物をまとめて出発しました

二週間のいろいろな想いが交錯する中、
うわの空で運転していたらいつの間にかスピードを出していました
パシャッ!
気付いた時にはすでに遅し・・・・
絶対オービスに写真撮られた。
さっきパシャッて光った。
時速15マイルオーバーで罰金だ・・・・
ううぅ・・・・ツル男にはこのことはまだ言っていません。
この場を借りてごめんなさい・・・・

DSCN5400.jpg

そんなこんなで今度こそ気を引き締め、一路サンタバーバラに向かいます
30分後・・・・早くも体力の限界が・・・・。
予想以上に登山の疲れが響いていました。
砂漠の真ん中で30分仮眠

その後運転開始後2時間してまた体力の限界が。
砂漠の真ん中で今度は1時間半爆睡
そんなこんなで21:00にようやく大好きな我が家に到着しました。
途中で買ったお寿司をツル男と食べ、久しぶりの幸せに浸りました

DSCN5413.jpg

Jeffの著書にいただいたサイン。

『 ○○○(ツルコの本名) Phoenix
Imply with BOLD lines to elicit the power within
Jeff Zeig 2010 』


と書いてあります。
「BOLD」の部分には、
私がたまたま差し出した「太い」ペンのラインと、
英語力のハンディに関わらずにトレーニングに参加した「勇敢さ」
という二つの意味が込められているのだと思います。
「太いライン(勇敢さ)と共に、(自分の中にある)力を引き出すように暗示しなさい」
というような意味かな。
ステキな宝物をいただけて幸せです
辛い時に噛み締めよう・・・・。

100227Sign.jpg

この言葉や仲間達を励みに、日本で実践できる日に備えて専門性を高めていけるようにがんばります
Phoenixでの二週間のEricksonian Therapyのトレーニング、これにて終了~

100227Participants.jpg



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