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ヨセミテ(Yosemite)への旅☆3日目(前編)

2009年06月26日 10:17

3日目はいよいよ夫婦別行動、私はハーフドーム登山への挑戦です
「続きを読む」をクリックしてどうぞ。

Day3_1.jpg
出発の朝

4:45、パッチリ目を覚まして身支度開始
ついに今日は、ヨセミテのシンボル、
あのハーフドーム(Half Dome)への登山に挑戦します

ハーフドームハイクの存在を知った時から、どうしても挑戦したくて仕方ありませんでした。
ツル男を誘って断られた時も、特にもめることもなく
「じゃあ一人で行っていい?」とあっさり決断(笑)
とはいえ、『初めての場所』『英語に自信なし』『運動不足』『ツル男抜き』
という四拍子そろった不安は大きいので、
何かあった時のための保険の意味も込めてガイドさんを雇うことにしました。

三人で頼むと一人$125、二人だと$150なのに、一人で頼むと$290かかります
高い・・・・でも何かあった時のためなので仕方ありません。
そこまでしても私のやりたいことを応援してくれるツル男に感謝

<リュックに入れた物>
 ・ 水2リットル
 ・ ランチ
 ・ 強力滑り止め付き軍手
 ・ レインコート
 ・ ビデオカメラ
 ・ デジタルカメラ
 ・ タオル
 ・ 日焼け止め
 ・ お菓子


けっこう重いです
パラグライダー用に買った登山靴を履いて準備万端


いざ出発!

6:00カリービレッジ(Curry Village)でガイドさんと待ち合わせています。
日焼け止めをばっちり塗り、朝ごはんを少し食べてロッジを出発
ツル男も少し不安そうに送り出してくれました。

まだ夜も明けきらないのに、登山者なのでしょう、リュックをしょって歩いている人がけっこういます。
5:55、ガイドさんと合流。
軽く挨拶して契約書にサインし、いざ出発です

ハーフドームまで8.2マイル(11.3キロ)という標識の前まで来ました。
ハーフドームハイクは、距離が長いわけではなく、
標高も8842フィート(2695メートル)でそれほど高いわけではなく、
初心者が比較的挑戦しやすい登山コースのようです。
実際子ども達が登っている姿も何度も目にしました。
ただ、最後の最後に断崖絶壁のような岩をケーブルをつかみながら登るという、
ちょっとした肝試しをしなければ頂上にたどり着けません
私が挑戦したくなった理由はそこにあったのですが。

Start1.jpg


ガイドさんのジョー

ガイドさんはジョーという、26歳の寡黙なアメリカ人男性。
2年前に結婚して、奥さんとヨセミテ公園内(!)に引っ越してきたそうです
17歳の時から本を読んで独学で(!)ロッククライミングを初めて、
今はヨセミテのスクールに通っているそうな。

エルキャピタンに挑戦したことがあるそうですが、
4日かけて4分の1の高さまで進んだところでギブアップして、
1日半かけて降りてきたそうです
平均して4~5日で上まで辿り着けるらしいですが、
カリスマクライマーは2時間半で一気に登れるらしい

ロッククライミングは、てっきり釘をハンマーで岩に打ち込みながら
進むものだと思っていましたが違うんだそうです。
もともとある裂け目を探して、そこに特殊なピンを差し込むそうです。
裂け目が見つからなかったら命綱なしで見つかるまで登っていかないといけないとか
ひどい時は10メートルくらい落ちるんだそうです

どうしてロッククライミングや登山が好きなのか聞いてみると、
「自分の限界と向き合わせてくれる」みたいなことを言っていました。
挑戦することが好きなのだそうです
私はロッククライミングをやる勇気はないし、ジョーのような強さもありませんが、
山に登る人は、大抵みんなそういう気持ちで挑戦するのだろうなぁと思いました。
自分がハーフドームに挑戦しようと思った気持ちも、ちょっぴりそれに近いような気がしていました


いきなりバテる

最初は、右側に川を見下ろしながら、舗装されたなだらかな道を登ります。
ところが、早くも息が上がる私
少し高度の高い場所にいるので、空気が薄くてすぐに脈が速くなってしまいます。
「これはマズイぞ。」と思いました
まだ1マイルも進んでないのにこの調子だと、
途中で引き返さなければいけなくなるかもしれません。
高山病になる可能性もあります。
途中で引き返すのだけは悔しいからイヤだなぁと思いながら、
「もうすでに辛いよ。」とジョーに言うと、「実はここが一番キツイ道なんだ。」とジョー。
後々それはウソだったことが分かるのですが、その言葉に少し安心して歩を進めました

Warming<br />Up.jpg


ヴァーナル滝(Vernal Fall)

しばらく行くと川の流れが激しくなり、ヴァーナル滝が見えてきました
滝の脇の急な石段を上に上にと登っていきます。

PIC_0140.jpg

こんな急な階段ですが、景色は最高
視線を上げると、雲ひとつない青空の下で、朝日に照らされた岩山が輝いています

PIC_0141.jpg

滝のしぶきでずぶ濡れになるので、途中でレインコートを着て登ります

PIC_0142.jpg

みんな息を切らして休み休み、追い越したり追い越されたりしながら登っていきます。
かなりキツイ道ですが、上まで登りきるとまた絶景が待っています
ネバダ滝の上は大きな一枚岩になっていて、沢山の人が腰を下ろして朝食を食べていました。

BelowNevada2.jpg

滝壺に流れ落ちる水を上から眺めることができます。
「1マイル進んだよ。」とジョー。
けっこう辛いのにまだ8分の1しか進んでいないなんて・・・・
この先どんな辛さが待っているのか考えるとちょっと憂鬱です

BelowNevada3.jpg


ネバダ滝(Nevada Fall)

まだまだ険しい石段を登っているうちに、だんだん辛さが和らいできました。
「今までのがウォーミングアップになったからね。」とジョー。
なるほど、一番最初の坂道であんなにバテたのは、
ウォーミングアップできてなかったからかもしれない、とちょっと希望が
ネバダ滝の真横で写真を撮ってもらいました
険しい石段はまだ続きますが、マイペースに一歩一歩登っていきます

PIC_0143.jpg


あと少しの所まで来たけれど

無心で足を進めていたら、いつの間にかあと2マイルの標識のところまで来ていました
杉林の向こう側にハーフドームも見えるようになり、一気に希望が沸いてきます
「何だぁ、案外簡単に辿り着けるかもしれない。」
・・・・と思ったのは間違いでした

2miles.jpg

谷を登って高い所に出たせいか、お日様が高くなったせいか、
直射日光が当たるようになりました
雲ひとつない晴天の強い日差しが、体力を消耗させます
なかなか前に進めず、休憩と水を取る頻度が増えました。
目の前に見えているけど遠いハーフドーム・・・・

AlmostBut2.jpg

と思ったら今度はさっきよりも急なジグザグの石段が待っていました。
私的にはここが一番キツかった・・・・。
ちょっとよろめいて後ろに転んだら、死んでしまうかもしれないような急な傾斜です

これまでずっと手をつないで登ってきていた、男女のカップルの女の子が泣き始めました。
「I can't....I can't....」
途中でへたり込んで男の子に心配されています。
ジョーが、「ホントにキツイ時は無理せずに引き返した方がいい。」と声をかけています。
誰かと電話で話しながら(携帯の電波が入ります)励まされているようでした。
「多分彼女は登らずに引き返すよ。」とジョー。
確かに高い場所が苦手な人にとっては、恐怖心との戦いでしょう
残念だけど、引き返すのも勇気だというし、彼女がここでやめるのも仕方ないなと思いました。

Worst.jpg


ハーフドームのケーブル前に到着!

そしてついに
ハーフドームの頂上に続くケーブルの前にやってきました
あの噂のケーブルを目の前に、緊張感がみなぎりますが、
ここまでの道がかなり苦しかっただけに、むしろ感慨ひとしおです
時間は10:30。思ったより順調なペースで登って来れたようでした。
私のこれまでの様子を見て大丈夫だと感じたらしいジョーは、
「もし平気なら今すぐケーブルを登ってしまおう。あの大きなグループが登る前に。」
「えぇ~!」
時間に余裕があるから、ケーブルの前でちょっと休憩しようって言ってたのにぃ。
でも私も、いつ登っても同じな気がしてきました。
ツル男と約束していた安否確認の電話をかけさせてもらった後、
すぐにチャレンジすることにしました

DSCN2469.jpg

―――後編につづく・・・・。



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