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社会心理学のセミナーに潜入

2008年11月09日 12:46

この間、社会心理学の研究者のSayakaさんに誘ってもらって、
大学のセミナーに潜り込んできました。

UCLAのBenjamin R. Karney先生による、結婚満足度の変容に関するモデルの紹介です。
分野は違いますが、家族や夫婦は私にとって主要な関心対象であることと、
大学レベルの英語の講義体験をしてみたいという目的意識を持って行きました。

教室は意外に狭くて生徒も20人弱。
インフォーマルなセミナーだったので、モグリの私はちょっとドキドキしましたが、
ぜ~んぜんノープロブレムでした

しかし、アメリカ人の先生はやっぱり話が上手ですね~。
かなり熱を込めながら、抑揚の高音がかなり高いところまで行っていたのが印象的でした。
しかし早いこれが大学の講義のスピードかぁ・・・・
パワポがあるから良かったようなものの、全て聞き取るのは私には不可能でした

幸い内容自体はシンプルなものだったので、何を説明していたか、
最終的には大体理解できたと思います。
7割方チンプンカンプンになる予定だったのでほっとしました

女性の結婚満足感は、
夫に対する個々のポジティブ行動の認知とその時の妻の原因帰属能力の状態に影響され、
更にそれらはストレスによってネガティブに作用するというような内容だったと思います。
私的には「ストレス」と一言に言ってもどんなストレスで、
どんな相互作用を経て夫をネガティブに帰属するのかな~ということと、
ネガティブ認知や不適切な原因帰属を防ぐ要因は何かな~というところに興味が沸きました。
今回は直線論的な話だったので、
臨床家の端くれ的にはやはり相互作用と介入方法に興味が沸きます。

でもとっても面白い体験でした
機会があったらまた懲りずに潜らせてもらうことにします

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人口密度と優しさの関係

2008年09月21日 01:18

080921満員電車

過剰な人口

世界の主要都市圏の人口調査によると、
何と東京の人口はダントツ1位ではありませんか!
常識!?恥ずかしながら私は知らなかった・・・びっくり。
2位にニューヨーク、3位にはこれまた意外なことにソウルがランクインしています。
もちろん人口密度もダントツ1位
ニューヨークの倍近く高いというデータも出ています。

どうりで新宿駅があんなに込むわけだ。
ちなみに私は日本で、新宿駅に自転車で10分の場所に住んでおりました。
満員電車に詰め込まれて通勤もしていました。
あのゴミゴミ感・・・だいぶ慣れたつもりだったけど、やっぱり好きにはなれません!

ちなみに私は人口35000人ほどの小さな町で育ちました。
サンタバーバラの人口は約90000人。
私にとって今の環境はとてもちょうどいいです。
このぐらい空間に余裕があると、大抵誰でも人に優しくなれるんですよきっと。
日本だからアメリカだからというのは、あまり関係ないのかもしれません。
事実、私の生まれ育った町でも、みんなお人好しで親切でした。

一方、東京の人は冷たい、不親切。とよく言います。
私も東京に住む前は、まるで東京人が人格的に温かみがないかのように思っていました。
しかし実際に東京に住んでみると、それは仕方のないことだと気づきました。


近すぎる対人距離

人間は、対人距離を常に意識して生きています。
人間だけでなくどんな動物にも縄張りがあって、
それを犯されると危機を感じ、逃げたり攻撃したりします。
人間の対人距離も、相手との関係や状況によって変わりますが、
近すぎると不快になり、遠すぎると不安になります。

ちなみに公衆の場面での快適な対人距離は、3.6m以上と言われています。
愛撫、格闘、慰め、保護の意識を持つ距離が、密接距離である15~45cm
ところが東京ではどうでしょう。
密接距離どころか、ゼロセンチ
ぎゅうぎゅうの満員電車なんかではマイナス15cmくらいですよ
何で見知らぬ赤の他人と、密接距離以上の対人距離をとらなければならないのか。
超不快です自分の縄張りを脅かされて、危機感高まりまくりです

ピリピリイライラするのは当然でしょう。
周りの侵入者達に対して、常に警報が鳴り響いている状態なのです。


多すぎる感覚刺激

もう一つ思うことは、東京は視覚、聴覚への刺激が多すぎる
無数の人が行き交い、無数の人が会話し、
その場にいるだけで感覚神経パンク状態です。
だから自分を守るためには、外界刺激をシャットアウトするしかない。
ヘッドホンをしたり携帯をいじったりして自分の世界に入り込むのです。
そうでもしないと神経がもたないからです。

だから今なら分かります。
東京の人が特別冷たいわけではない。
一人一人と話してみれば、大抵普通の人なんです。
みんな必死で自分を守ってるだけなんです。


自己反省

ただ、一つ気をつけなければならないこと。
そうやって毎日を送っていると、常に人を除外する癖がついてしまう。
そうならないためには、状況によって器用にスイッチを切り替える必要があります。
しかしこれがなかなか高度な技術です。
東京に住むのって意外に難しい・・・と思う今日この頃です


アメリカの素晴らしいコミュニケーション

2008年09月04日 03:34

コミュニケーションを大切にする国アメリカ

アメリカで暮らしてみて、
「最低!日本じゃこんなのあり得ない。」って思うこともあれば、
「すばらしい!日本も見習うべきだなぁ。」って思うこともあります。
後者の一つが、コミュニケーションについてです。

買い物のお会計が終わってレジを離れる時、
こちらの店員さんは必ず目をみて笑顔で「ありがとう!」と言うんです。
そう教育されて決まり文句のように言ってるのかもしれませんけど、
それでもちゃんと心が通って、コミュニケーションが成立していると感じます。

日本ではどうでしょう。
「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」
これらはあまりに形式的になりすぎて、
ただのBGMにすぎず、コミュニケーションは成立しません。
「こんにちは。」「どういたしまして。」なんて返事をするお客さんがいたら、
ちょっとびっくりしちゃうかも知れません。

少なくとも私は、コンビニなんかでは基本無言。
挨拶といえば申し訳程度に頭を下げる程度。
言葉を発したとしてもまず目を見ることはありませんでした
まるで機械にお会計してもらっているような感覚です。

でも、気付かされました。
店員さんと私は人対人なんだということに。
今では私もちゃんと目を見て笑顔で「Thank you!」って言うようになりました。
とっても気持ちがいいです


自己肯定感が高い国アメリカ

店のレジでは大抵、「やあ、調子どう?」
みたいな声を掛けられてからお会計がスタートします。
ノリノリの店員さんだと、
「週末は何するんだい?オレはサーフィンに行くつもりなんだよ。○△×・・・・」
なんて話し始めたり・・・。
飲食店で何か注文しても、
「すばらしい(Excellent ! って言われることがあるんだけど何でしょう・・・
いいね!って感じかなぁ!?)」「いいの選んだね!」って言われたり。
途中で「楽しんでるかい?」って聞きに来たり。

アメリカ人は、積極的にコミュニケーションを取る人が多いです。
少なくともコミュニケーションを怖がっていません
ちょっと生意気なくらいに堂々とコミュニケーションします。
アメリカ人は全体的に自己肯定感が高い人が多いのかなぁなんて思います。
自己肯定感は、ありのままの自分を受け入れ尊重すること、
これが低いと卑屈になってコミュニケーションも消極的になると考えられます。
メンタルヘルスにとっては重要な概念です。


褒め上手な国アメリカ

自己肯定感に関して、こんな本を思い出しました。

ポジティブ・イングリッシュのすすめ 「ほめる」「はげます」英語のパワー [朝日新書068] (朝日新書 68) (朝日新書 68)ポジティブ・イングリッシュのすすめ 「ほめる」「はげます」英語のパワー [朝日新書068] (朝日新書 68) (朝日新書 68)
(2007/09/13)
木村 和美

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英語には沢山のほめ言葉があって、
子ども達は親や教師からほめ言葉のシャワーを浴びて育つそうです。

Very good!
Good job!    
Way to go!
You did it!
Well done!
Great!
Nice!
Terrific!
Fantastic!
Wonderful!
Exellent!
Super!
Fabulous!
Magnificent!
Marvelous!
Awesome!
Brilliant!


日本語だと「すごい」「ステキ」「よくできました」くらいで済んでしまう言葉が、
こんなに沢山種類があるなんて、正に「すごい」と思いませんか!?
どんな小さなことでも褒める習慣が、英語圏の人には身についているようです。
私も実際スーパーのレジの女の子に、
「かわいい服ね!」って褒められたことがありました

そしてもっと「ステキ」なこと。
それは失敗した場合でも褒め言葉が用意されていることです

I'm proud of you.
Good try!
I know you can do this.

何て感動的な言葉なんでしょう
こんな言葉を沢山かけられて育った子どもはきっと、
最後まで諦めず、その結果成功しなかったとしても
頑張った自分を誇りに思える自己肯定感の高い人に成長するに違いありません

日本語で失敗した時にかけられる言葉の一つに「おしい!」があります。
辞書を引いてみると・・・
あと一息のところで物事が成就せず残念だ。ほんの少し欠けたところがあって物足りない。(goo辞書引用)」
何てネガティブな言葉・・・・(笑)
励ましのつもりでかける「おしい!」という言葉には、
そんながっかり感がつまっていたとは・・・

一方英語で「おしい!」と言う時は、「Almost!」と言います。
ほとんどパーフェクト!あと少しのところで成功!
何てポジティブな励ましの言葉なんでしょうか


アメリカに見習うべきこと

アメリカでは一人一人が
能動的・積極的にコミュニケーションを成立させる習慣があります。
それは形式的になりすぎることなく、適度に心が通ったやりとりです。
そして日常的に褒めることで、
相手を喜ばせ、自分も好感を持ってもらうスキルを実践しています。
ポジティブなエネルギー交換であるこの素晴らしい習慣を、
日本人の私もぜひ見習いたいものです



再考、Thank you & ごめんなさい

2008年09月03日 04:14

080903Shoreline Park

昨日ツル男のクラスメイトの韓国人を車に乗せたところ、
「ごめんなさい。送ってもらうことになっちゃって。」
と、まず最初に謝られました。

お~韓国人もお礼を言う時謝るんだ!

と内心興味津々。
でももちろん返事は、「No ploblem. It's my pleasure!」

韓国人と日本人は気質がとても似ている気がします。
儒教の礼儀を重んじ恩に報いるという教えの影響なのでしょうか!?

彼女が言ってくれた「ごめんなさい。」の言葉。
以前のエントリーに「迷惑をかけてごめんなさい。」
という意味が含まれているように感じると書きましたが、
それをまた一段深めてみると、
相手(私)の気持ちに立って考えてくれていると感じました。

西洋人の、自分の感謝の気持ちをストレートに表現した「Thank you」
東洋人の、相手の気持ちを思いやった「ごめんなさい」
私はどちらも好きですが、この違いはどこから来るのでしょうね。

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか
(2004/06/04)
リチャード・E・ニスベット

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アメリカの心理学者が書いた本です。
この本によると、アメリカの母親は対象物の名前(名詞)を言う回数が日本の母親の2倍も多く、逆に日本の母親はあいさつや共感などの社会的な約束事(動詞)を教える回数が2倍も多いんだそうです。

その結果アメリカ人は、対象そのものの属性に注意を払い、
分類することによって、対象を理解
しようとします。
実際知能検査で東洋人に比べ西洋人が分類能力が高いという結果が出ているんだそうです。

一方日本人は、その対象を取り巻く「場」全体に注意を払い、
対象と様々な要素との関係を重視
します。

私はアメリカ人が相手の気持ちに立たずに思いやりがないとは決して思っていません。
少なくともこの街では、下手な日本人よりずっと優しさを感じることが多いです。
知らない人が「大丈夫?」「手伝いましょうか?」って声をかけてくれることはめずらしくありません。

日本人や韓国人よりも関係性に鈍感なはずのアメリカ人が、
一体どんなプロセスで共感や思いやりを示すんでしょうね。
興味津々、今後の調査課題です

日米パーソナリティ比較

2008年08月26日 15:17

前回の日記の経験を踏まえて、アメリカで感じること
こちらの人は日本よりも、ゆずったり待ったりしてくれることが多い。
してもらった方は軽くお礼をして、割と当然のこととして受け止めている感じ。
これはどういうことでしょう。

私はここに、日本人とアメリカ人のパーソナリティの核の違いを感じました。
パーソナリティの核となるもの、それは
日本人は「迷惑」、アメリカ人は「権利」という言葉で表せるのではないかと思います。
「他人に迷惑をかけない」ことを一番の美徳とするのが日本人
「他人や自分の権利を尊重する」ことを一番の美徳とするのがアメリカ人
のような気がします。

日本人は、空気を読むことに異様に神経を使う国民だと思います。
空気を読むということは、人に迷惑をかけない行動をするということ。
人に迷惑をかける人はKYと呼ばれて嫌われます。
だから何か親切にしてもらった時に日本人は
つい「ありがとう」ではなく「すみません」と言います。
アメリカに来て「Thank you」と言うべき場面で
つい「I'm sorry」と言ってしまう日本人も多いそうです。
「迷惑(日本人にとって最もタブー)をかけてすみません。
そして迷惑を許してくれてありがとうございます。」

という意味が込められているのではないかと思いますが、
アメリカ人にとっては奇妙な言葉に感じるようです。

アメリカ人は、
人から迷惑をかけられることに日本人より寛容なように見えます。
他人が何かしようとする権利を尊重することは当然のことで、
それを迷惑とはあまり感じていないのかもしれません。
「自分も権利を行使する時はするし、お互い様よ。」
と思っているのかもしれません。
むしろ遠慮して何も言わないでいることの方が、
不誠実とネガティブに評価されるようです。

無神経でふてぶてしすぎるのも考え物ですが、
空気を読むのに神経を使いすぎることで、
消極的になったり心が狭くなったりはしたくないものです



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